オペラ「フィガロの結婚」

2008年4月17日(木)
開場:16:45 開演:17:30
会場:愛知県芸術劇場 大ホール

クラウス・グート モーツァルトはいわゆるオペラを生涯で21曲作ったが、この〈フィガロの結婚〉と〈ドン・ジョバンニ〉、そして〈魔笛〉の三つは、特に彼のオペラの三大傑作といわれ、今なお全世界で盛んに上演され、いささかもその若々しさを失っていない。初演は1786年ウィーンのブルク劇場で行われた。内容は封建貴族に仕える家臣フィガロの結婚式をめぐる事件を通じて貴族を痛烈に批判したもので、ウィーンよりもむしろ当時オーストリア領だったプラハで大ヒットした。今回の日本ツアーはザルツブルク音楽祭との共同制作で実現したものであり、2007年ザルツブルク音楽祭で初演されたものである。ドイツ人演出家のクラウス・グートは、ザルツブルク音楽祭などの大きなプロジェクトに早くから参加しており、古典作品から現代作品までレパートリーとしている。03年、〈さまよえるオランダ人〉の演出でバイロイト音楽祭にデビュー。05年にはウィーン祝祭週間で初めてアーノンクールと共演し、06年のザルツブルク音楽祭〈フィガロの結婚〉でも両者の共演が行われた。写真:クラウス・グート(©Regine Koerner)

ロビン・ティチアーティ 指揮のロビン・ティチアーティはロンドン生まれ。ヴァイオリン、ピアノなどを学んだ後、15歳から指揮に転向、コリン・デイビスとサイモン・ラトルに師事した。2005年には最年少の指揮者としてスカラ・フィルにデビュー。06年夏のザルツブルクのモーツァルト劇音楽〈シピオーネの夢〉で、この音楽祭最年少の指揮者デビューとなる。07年1月のツアーからグラインドボーンの音楽監督に就任し、同5月に同制作〈コジ・ファン・トゥッテ〉で指揮デビューした。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団(OAE)は、そのユニークな能力と音楽創(づく)りの先駆的な精神によって、オリジナル楽器の演奏を通じて作曲時の意図を聴取できる歴史的臨場体験を演奏者と聴衆が、同様に経験できるコンサートを実現していることで世界的な名声を博している。 写真: ロビン・ティチアーティ(©Silvia Lelli)

ツアー概要

主催:(財)朝日新聞文化財団、朝日新聞社 、メ〜テレ
企画制作:ザルツブルク音楽祭(ホームページ)、(財)朝日新聞文化財団 朝日新聞社
協力:ザルツブルク・イースター・フェスティバル
後援:オーストリア大使館
運営協力:日本アーティスト、IMXクラシックス&アーツ、新広総研

チケット発売日:2007年11月24日(土)
チケットぴあ:0570−02−9999(Pコード:277-422)
e+(イープラス)
■ 愛知芸術文化センタープレイガイド:052-972-0430
※平日10:00〜19:00/土日祝10:00〜18:00/月曜休
■音楽企画ドルチェ:052-221-1319

チケット料金(全席指定・税込)

S A B C D E F
47,000円 42,000円 35,000円 27,000円 20,000円 12,000円 9,500円

※F席はザルツブルク音楽祭名古屋公演事務局のみ取り扱い

キャスト、スタッフについて(公演パンフレットPDF

※キャスト変更のお知らせ(2008年3月5日)
ザルツブルク音楽祭及び出演者の都合により、一部キャストが変更となりました。出演予定者の変更によるチケットのキャンセル等はお受け致しかねます。あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。


■総裁:ヘルガ・ラーブル=シュタットラー 
■総監督兼芸術監督:ユルゲン・フリム
■指揮:ロビン・ティチアーティ(ミラノ・スカラ座に続き、ザルツブルク音楽祭にも最年少デビューを果たし、グラインドボーン・ツアー・オペラの音楽監督を務めている。ハーディング、デュダメルに続く欧州音楽界の若き俊英。)
■演出:クラウス・グート(2005年ウィーン祝祭週間のモーツァルト・オペラで、アーノンクールとコラボレーションし、翌年の「フィガロの結婚」で衝撃のザルツブルク音楽祭デビューを飾った気鋭の演出家。)
■舞台・衣裳デザイン:クリスティアン・シュミット
■照明:オラフ・ヴィンター
■振り付け:ラムセス・シグル
■合唱指導:ヴァルター・ツェー

■アルマヴィーヴァ伯爵(Br):スティーブン・ガッド(写真左)
(グラインドボーン音楽祭、ロイヤル・オペラ、スコティッシュ・オペラなどで幅広い役をこなすイギリス・オペラ界の実力者。)
■アルマヴィーヴァ伯爵夫人(S):エイリン・ペレス(写真右)
(2007/8年シーズンには、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭への出演が決定。アメリカを中心に活躍中の美貌のソプラノ。)

ジェニファー・オローリンアレックス・エスポジート

■スザンナ(S):ジェニファー・オローリン(写真左)
(ウィーン・フォルクスオーパーの一員として活躍。特にスザンナ役では高い評価を得ている。2007年に『魔笛』新演出版ノパミーナ役でジュネーヴ大劇場に出演が決まっている期待の若手。)
■フィガロ(Br):アレックス・エスポジート (写真中央©Silvia Lelli)
(ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場などヨーロッパ各地の主要歌劇場で、モーツァルト・オペラの主要な役を数多くこなし、今最も期待されているイタリア人歌手。)
■ケルビーノ(S):ジュルジータ・アダモナイト

■バルトロ(B):ブリンドリー・シェラット
■マルチェリーナ(Ms):キャサリン・ゲルドナー
■バジリオ(Br):パトリック・ヘンケンス
■ドン・クルツィオ(T):ミハエル・ハイム
■アントニオ(Bs):アダム・プラチェトカ
■バルバリーナ(S):エレナ・モンティ
■天使ケルビム:ラムセス・シグル

管弦楽:エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団
合唱団:フィルハーモニア・クワイア・ウィーン(ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、アーノルド・シェーンベルク合唱団から選抜)
通奏低音・チェンバロ:ステファン・ゴットフリード

21世紀を切り拓く衝撃の『フィガロの結婚』 山崎睦
(音楽ジャーナリスト、ウィーン在住)

 いまや世界中に星の数ほど音楽祭があっても、依然として最高を謳(うた)われているのが「ザルツブルク音楽祭(SF)」であり、そのSF制作による極め付けのオペラが今回はじめて日本にやって来る。演目はモーツァルトの最高傑作にしてオペラ史上不朽の名作、ウィーン初演以来200余年を経て、いまなお世界各地でさかんに上演されている『フィガロの結婚』!  「バイロイト音楽祭」も含めて目下ドイツ語圏で最高の評価を受けているクラウス・グートによる来日プロダクションは、「モーツァルト生誕250年記念2006」のSFで各界から最優秀の折り紙を付けられた大成功作であり、まさに21世紀を切り拓く衝撃の『フィガロの結婚』と呼ぶにふさわしい。これまで舞台上演された、いかなる『フィガロ』より人間の本性を衝く、という以上に深層心理に踏み込み、現在においてなお『フィガロ』が問題作であることを実証して見せる。一夏限りで破棄されるプロダクションも多いSFで、グート版『フィガロ』に限っては06、07年と連続上演され、さらに09年でも再演が予定されているのだ。 指揮のロビン・ティチアーティ(24歳)は、いまイギリスでは「第二のサイモン・ラトル」と目されている期待の新進。06年には史上最年少でSFデビューを果たし、現在グラインドボーン音楽祭の要職に就くとともに、08年にはスカラ座デビューを控えている。 歌手では、フィガロ役のアレックス・エスポジートはすでにイタリアの大劇場のみならずミュンヘン、ロンドン等も制覇している逸材。スザンナ役のジェニファー・オローリンはウィーン・フォルクスオーパーで様々な役柄を歌って重用されている等々、いわば次代のオペラ界を担う若い歌手たちが揃う。 日本公演の全権を握るユルゲン・フリムSF総監督兼芸術監督が絶対の自信をもって推薦するように、演出、指揮、歌手と揃った、わくわくするような『フィガロの結婚』になること請け合いだ!

Photo:©Monika Rittershaus

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ザルツブルク音楽祭
名古屋公演事務局(新広総研内)
052−588−3776